「レインズ(REINS)」とは国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムです。
「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」の英語の頭文字を並べて名付けられ、組織の通称にもなっています。 レインズは設立以来、一貫して利用の拡大が続いており、日常生活で水道、電気、ガスが欠かせないように、不動産取引を行なううえでなくてはならないインフラ(基盤)となっています。今回はこのレインズについて解説していきます。
この記事を書いた人
名前:くろちゃん(宅建士)
金融業、住宅営業から不動産業へ。
不動産屋を開店させるために奮闘中!!
レインズって何だろう?
聞いた事ない言葉だよね?
不動産売買の時にはよく聞く言葉なんだよ!
今回はレインズについて解説していくよ。
指定流通機構(レインズ)とは?
(1)概要
指定流通機構は、宅地建物取引業法に基づき国土交通大臣が指定した不動産流通機構で、通称「レインズ」と呼ばれています。現在、全国に4法人(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)が設立されており、それぞれの法人が担当する地域の不動産情報の交換業務等を行っています。指定流通機構による情報交換を通して、毎年10万件以上の売買が成立しています。
(2)基本的な役割
○不動産情報の交換
不動産会社が専任媒介契約等によって物件売却の依頼を受けた場合、その対象不動産の情報が、指定流通機構のシステム(不動産物件情報交換のためのコンピューター・ネットワーク・システム「レインズ」※)に登録されます。指定流通機構は、登録された情報を他のすべての不動産会社に提供することで、最適な買主を探すことができるよう、不動産流通の円滑化を促進しています。
なお、指定流通機構の不動産情報は、免許業者である不動産会社(宅地建物取引業者)が法的に負っている「守秘義務」を前提として交換されているため、一般には公開されていません。
※Real Estate Information Network System=REINS
○成約情報の集約
登録した売却物件の契約が成立した場合、取引価格などの成約情報を指定流通機構に通知する義務があります。指定流通機構は、通知された成約情報を集約し、不動産会社に提供しています。(不動産会社に課せられた「守秘義務」を前提に提供されています。)
特に、中古物件については、近隣で行われた実際の取引価格(「成約価格」といいます)を参考に価格査定を行い、売り出し価格等を判断することが一般的となっています。指定流通機構は、成約情報を集約することで、仲介業務を受けた不動産会社が適切に価格査定を行うための環境を提供して、不動産流通市場の透明性の確保に努めているのです。
○取引情報の提供
消費者が不動産取引に関する情報収集の手段としてインターネットが多用されるようになってきている中、消費者が相場観を適切に把握し、安心して不動産取引を行える環境の整備を推進する観点から、「不動産取引情報提供サイト(RMI※)」を公開しています。このサイトでは、指定流通機構が保有する、実際に売買が行われた物件の価格(成約価格)等の取引情報を提供し、検索できるようになっています。
※RMIは、REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)の略称
まとめ
レインズを利用するメリットはまず、媒介契約制度に基づき、より安全に媒介契約制度に基づく登録によって、不動産取引を安全に行うことができます。次に豊富な取引事例を参考に、適正価格で、より安心に蓄積された豊富な取引事例を参考にして、適正価格で安心な不動産取引を行うことができます。さらに、より多くの不動産会社がサポート、より円滑・スピーディーに不動産流通業界全体でサポート、不動産取引を円滑・スピーディーに行うことができますよ。
レインズは、膨大な情報が管理されているんだね。
不動産取引の時には必ず耳にすると思うから覚えておいてね。
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